くるみんマークとは

くるみんマーク認定企業が満たす基準とは?

くるみんマークの認定を受けている企業とは、具体的には以下のような条件を満たしている企業となります。

①雇用環境の整備について適切な行動計画を策定したこと

②行動計画の計画期間が2年以上5年以下であること

③策定した行動計画を実施し、それに定めた目標を達成したこと

④平成21年4月1日以降に新たに策定・変更した行動計画について、公表及び従業員への周知を適切に行っていること

⑤計画期間において、男性労働者のうち育児休業をしたものが1人以上いること

⑥計画期間内の女性労働者の育児休業取得率が70%以上であること

⑦3歳から小学校就学の始期に達するまでの子を養育する労働者について、労働時間の短縮や始業時刻の変更などの措置を講じていること

⑧次の1~3のいずれかを実施していること
 1.所定外労働の削減のための措置
 2.年次有給休暇の取得の促進のための措置
 3.その他働き方の見直しに資する多様な労働条件の整備のための措置

⑨法及び命令、法令に違反する重大な事実がないこと

くるみんマークから分かること

くるみん認定企業とは、簡単に言えば次の条件を満たしている企業です。

①社員が育児しやすい環境づくりを整えるための「行動計画」を作成している。

②男性社員が1人以上育児休暇を利用した実績がある。

②行動計画期間中の女性社員の育児休業取得率が70%以上である。

③3歳~小学校に上がるまでの子どもを持つ社員について、時短勤務や始業時間の変更といった措置を講じている。

④次のいずれかの措置を実施している。
・残業などの時間外労働削減のための措置
・有給休暇取得促進のための措置
・その他労働条件整備のための措置

企業がくるみんマークを取得するメリットとは?

くるみんマークがあると「良い企業」ということが簡単に分かるので、
就職・転職を考えている女性にとって「企業選びのポイント」となるのがくるみんマークです。

では、企業側がくるみんマークを取得するのは何故でしょうか?

くるみんマーク認定のメリットとしてまず挙げられるのは、「新卒採用に有利」であるということです。
少子化が進み、優秀な学生を新卒で採用するのが難しくなっている昨今、
優秀な学生たちの企業を見る目は厳しくなっています。
特に、女子学生にとっては、就職する会社で結婚・出産後も長く働き続けられるかは重要なポイントになります。
「くるみんマーク」は企業のイメージを向上させ、
新卒の学生に「働きやすさ」をアピールできる指標になり得るのです。

また、社員にとって「働きやすい職場環境」を作り出せば、社員の満足度の向上にもつながります。
経験豊富で優秀な社員に長く働いてもらうことができれば、企業にとってもメリットですよね。
加えて、くるみん認定企業には、税制面での優遇制度も設けられています。

くるみんマークの現状

「くるみんマーク」は2003年から認定が始まり、現在では1723社が「くるみんマーク」の認定を受けています(平成25年11月末時点)。
認定企業の数は毎年増加中です。

厚生労働省は「くるみん認定制度」について施行の効果検証を実施し、平成25年9月20日に報告書を発表しました。
報告書によれば、くるみん認定企業は未認定企業に比べ、
「出産・育児を理由とした退職者が減少した」と答えた企業の数が10%以上高いことが分かるなど、
くるみんマークの認定により「働きやすい職場環境」が整っていることが分かりました。

一方で、くるみんマークの認知度の低さや、くるみんマークの認定を取得するための具体的なメリットが感じられないなど、今後の課題も浮き彫りとなった形です。

くるみんマークの今後

現在、国は、平成2015年までの時限立法である「次世代育成支援対策措置法」の期限を2025年まで延長することを検討しています。
法が延長されれば、認定企業数も増え、更にくるみんマークの認知度が上がることが考えられます。
また、企業側のマーク取得の具体的なメリットとして、
税制面での優遇拡充のある「プラチナくるみん(仮称)」の導入も検討しています。
社会全体、会社全体で子育てを応援する社会。
少しずつではありますが、そんな未来が近づきつつあるのかもしれません。

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