転職のポイント

ワークライフバランスが生まれたきっかけ

発祥はアメリカです。

この「ワークライフバランス」という言葉が生まれたのは、労働者の長時間労働が問題となっていたアメリカです。

日本は変わろうとしています。

高度経済成長期から現在まで、「長く会社に残って仕事をしている社員こそ働き者である」という概念を拭い去ることができなかった日本。

仕事に長く時間を使ってきたこの国は、豊かな生活水準を手に入れることはできたものの、長時間労働から生まれた様々な問題で不安定な状態に置かれているのが現状です。

日本企業の静かな挑戦が始まっているかもしれません。

長時間の労働は、様々なデメリットを生み出します

現代日本の働き方には負のスパイラルが発生しています。

負のスパイラルとは、「非効率な労働をしていることで業務に時間がかかり、長時間労働をしてしまう」というものです。
長時間労働することで疲れや不満がたまり、生産力が落ちるので、また長時間労働をする羽目になってしまうというものです。

長時間労働は、労働者の勤労意欲の低下、疲労による生産力の低下、うつ病などの精神疾患、家庭の崩壊など個人の問題だけでなく、出生率の低下・少子化など、社会の存続にかかわる問題も引き起こしているのです。

「ワークライフバランス」は負のスパイラルを断ち切ります

「ワークライフバランス」は負のスパイラルを断ち切り、生産性の高い働き方へ変えることができる考え方です。

勤務時間の使い方・業務のやり方を見直すことで「仕事の効率化」を図り、「前と同じ生産性を保ったまま勤務時間を短くする」ことを目指します。

注意!!

「ワークライフバランス」を実行する為には、単に「労働時間を短縮する」だけでいいと思っている人が多いですが、これは大きな間違いです。

たとえば、毎週水曜日を「ノー残業デー」とすることを決め、社員全員を強制的に定時で帰社させたとしましょう。

確かに、水曜日だけを見れば、ワークとライフのバランスが取れているようにも思えますが、水曜日に早く帰った社員は、必ず他の曜日でいつもより多く残業をするか、休日に会社に出ることになります。

なぜなら「水曜日に残業をして終わらせようと思っていた仕事」は終わっていないのですから、その分、どこかの曜日でこの残った仕事を終わらせなくてはならない。これは「ワークライフバランス」ではありません。

「時間」を変えるのではなく、「働き方」を変える。

社員のメリット

まず、単純に、社員一人一人の疲れが取れ、元気になることで、仕事の生産性が上がります。

また、プライベートの時間で多くの人に出会ったり、趣味や勉強の時間を持ったりすることで、休暇中に培った経験、アイデア、人脈を仕事に生かすことができます。

たとえば、仕事が早く終わった後に仲間と飲みに行くことで、社内のチームの結束も高まるでしょう。

企業のメリット

社員がプライベートでリフレッシュすることで、企業は様々なメリットを得ることができます。

もちろん、「ワークライフバランス」を進めることで「企業イメージの向上」も狙えます。

少子高齢化が進む昨今、優秀な新卒を採用することは今後ますます難しくなります。

一方で、就活中の学生たちは「ブラック企業」という言葉に敏感です。

ワーカーホリックの親を見て、自分は家庭を大事にする親になりたいと考えている若者世代も多い中、「仕事のやりがい」だけではなく、「プライベートの充実」「人間らしい生活」も企業選びの重要なポイントとなっています。

女性採用へのメリット

特に、「結婚・出産」という人生イベントが控えている女性は、「ワークライフバランス」の整った企業に注目する傾向がありますから、優秀な女性を採用したいという企業にとっては、今後「ワークライフバランス」の導入は課題の一つとなるのではないでしょうか。

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